「川内の家」ニュース 18号 2014/8/1
規制委が安全性を、国が必要性を説明?
原発再稼働を前に、ウソを塗り固めるな
「原発いらない福島の女たち」の辻説法キャラバンは、県内8市町を巡回、各地で大きな反響を呼びました。
辻説法はのべ65回ほど。ビラを受け取った方は約2,200人。「福島から来ました」と第一声を上げるだけで注目を集め、多くの方々と路上で話し合い、差し入れをもらいました。各地の交流会にも、計190人が参加しました。
●動揺し、ウソを重ねようとする政府・九電
福島の事故の再来に対する心配、「避難は無理」という批判、川内原発再稼働への反対――これらの声は確実に高まっています。それゆえ、政府や規制委員会、電力会社の動揺が始まっています。
これまで規制委の「審査書」が通れば、あとは電力会社が再稼働するだけ、と言われてきました。ここへきて、規制委は原発の「安全性」を、国は再稼働の「必要性」をちゃんと説明する、と言い始めています。伊藤県知事も岩切薩摩川内市長も、民意を前に簡単には再稼働「同意」はできないと考えはじめたのです。
九電の社長も、安全対策工事は8月終了と言う一方、工事の設計は出来ていないと、発言がチグハグ。安全は確保されていません。
●パブコメを出そう。原発反対の声を上げよう
再稼働を阻止するか否か――胸突き八丁の時期が始まりました。住民同士、もっと話し合いましょう。声を出し、行動を起こし、流れを変えましょう。パブリック・コメント(審査書案への市民の異議)は、初日だけで1,000通を超えました。もっと出しましょう。
九電という一私企業の儲けのため、住民の生活と健康が壊されます。何年にもわたる避難生活をさせられる義理はありません。