「川内の家」ニュース 16号 2014/7/19

規制委員会の「審査書案」公表に抗議の声を
パブコメに応募を! 説明会で反対しよう


原子力規制委員会は7月16日、川内原発の「審査書案」を公表しました。これから30日間パブリック・コメント(市民の意見)を受け付けますが、事実上、再稼働の「合格証」を出したことになります。しかし「審査書案」は、さまざま指摘されてきた問題を全く無視しています。

地震も、火山も、事故対策も不完全
津波については、曲がりなりにも防波堤がかさ上げされました。しかし地震については、対策の基準を決めただけで、まだ現行設備の耐震性をシミュレーションしているだけ。カルデラ噴火についても、九電は根拠もなく「10万年に1回のこと」とうそぶき、お飾りで火山監視を行うのみ。

事故発生時の水蒸気爆発や水素爆発についても、ほとんど対策もせず、「起こりえない」と、勝手に決めつけています。

パブコメは簡単。みんなで出そう
「福島の女たち」は、子どもたちの健康を守るため行動してきました。また避難生活の人権無視を改善させるため、ときに東京に押しかけました。また全国的に行動してきたのです。

今回の「辻説法」キャラバンを迎え、私たちは、原発事故や避難生活についてもう一度、考えることができるでしょう。

川内原発では、建屋や設備の地震対策の工事に、まだ手をつけていません。火山噴火はモニタリングで「予知」できるというのは、真っ赤なウソ。自治体の避難計画は机上の空論。言うこと、やることはたくさんあります。

薩摩川内市での「辻説法」などの予定

 日時場所
 辻説法 7/18 17時半~九電営業所前
 交流会 7/18 19時半~(連絡先:川内の家 岩下まで)

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