「川内の家」ニュース 14号 2014/7/4

7/9にも規制委員会は「川内合格証」を出す
地震対策、火山の「検討会」はどうした?


 原子力規制委員会は、どうやら7月9日に川内原発の「審査書案」(事実上の合格通知)を出すようです。以後1ヶ月のパブリック・コメント(市民が意見を出す)期間をへて、正式合格・再稼働の流れとなりそうです。

重要問題を先送りする、規制委
ところが、最も重要な問題は先送りです。

①火山噴火の影響については、学識者の「検討委員会」を設けるとは言いましたが、実現されるかどうか不明です。

②運転30年になる原発の老朽化、設備の劣化・脆弱化についても、再稼働の審査が終わった後に検討とのこと。

それでは順序が全く逆。とにかく再稼働、「あとは野となれ山となれ」です。これほど市民の「人格権」(福井の裁判所の判決)、生命や財産を無視したやり口はありません。

九電の、なめきった態度は許せない
7月1日には、九電・山元副社長らを呼んで、県議会・原発特別委員会がありました。九電は津波・火災・竜巻の対策をやったと報告。しかし最も肝心な地震対策については、「まだ現在の建屋・設備の強度評価中」と答え、対策工事は未着手だと判明しました。福島事故の原因は地震だったのに、なんということでしょう。

噴火についても「原発運転中には『万万一』にも起こらない」と断言。火山モニタリングも規制委に言われたからやるという姿勢です。

パブコメに意見を、県の説明会に参加を
パブコメ期間、「私たちの安全や財産をどうしてくれる」と、ガンガン意見を出しましょう。9月初めの県の説明会に参加し、原発推進の県政を問い詰めましょう。再稼働阻止のためには、私たちの声と行動が最大の武器です。

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