「伊方の家」通信 臨時号 2014/2/28
2月15日・16日の井戸川さん講演会は首都圏の大雪のため16日の八幡浜市のみでの開催となりました(それでも15日の宇和島ではDVD「原発の町を追われて」の上映と討論会を80名の参加で開催)が、参加者に多くの感銘を与え、愛媛新聞が大きく報道し、八幡浜市などの自治体にも大きな反響を呼んでいることが翌日の対市交渉でも見受けられました。
伊方町内での会場使用拒否問題は毎日新聞、愛媛新聞、朝日新聞、TV2局でも大きく取り上げられ、波紋を呼んでいます。
(関連記事 http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/archives/4468)
井戸川さんのご好意により、3月中~下旬に再度来ていただけることになり、今度こそ伊方町内で講演会を実現したいということで、昨日(2月26日)、「伊方原発50km圏内住民有志の会」6名が、毎日・朝日・愛媛新聞各記者を伴って、町民会館事務局と教育委員会へ使用申し込みに行き、文書で提出し、拒否の場合はその理由を文書で回答するように求めました。そのことが今日の愛媛新聞・毎日新聞(愛媛版)に大きく報じられ、昼前には町側から 中央公民館の使用を許可する旨の連絡がありました。
中央公民館は伊方町庁舎の向かい側の町民会館内にあり、伊方町のど真ん中と言えるところです。伊方町では20数年前に役場前でハンストまでやったにもかかわらず、会場使用が実現できなかって以来、ずっと反原発には言論・表現の自由もなければ、住民の知る権利も奪われた状態が続いてきたそうです。今回ようやく、そこに未だ小さくとも風穴が開けられた、と言えます。
なんとしても3月19日の伊方町講演会を成功させ、井戸川さんの痛切な思いと訴えを伊方町民に届けたいと思います。
(なお、この翌日には八幡浜市議会が市職員や消防署員等を対象に、近隣市議会にも呼びかけて、田中三彦さんの講演会を予定しています。)
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今日、伊方町民会館に伺い、中央公民館の使用を正式に申請し受理されました。そしてポスターも掲示してきました。今回の件は、古くからの活動家の人たちからは涙を流すほどに喜ばれています。なんとしても会場をいっぱいにして、少しあいた風穴をこじあけて、伊方町の中に流動を起こしていきたいと、みんな思いをいっぱいにしています。
このあと、先日八幡浜の集会に参加された伊方町の方の家を訪問しました。先日の講演の感想でよかったとおっしゃって、3月19日に今度は伊方内で中央公民館で開催することになったと告げると、即座に「また行きます。」とおっしゃった。その時、先日の講演会が成功だったのだと確信できました。
この方は「四電はヘリポートを建設して自分たちはいざとなったらヘリで逃げるのだろうが、自分たちは道路も寸断され、歩いて逃げるしかない」と怒っておられました。
今日は半島の先端近くまで行き、いろいろな人と話すことができました。
翌20日には、井戸川さんの提案で、「伊方の家」で東電テレビ会議のDVD上映会も開催する予定です。 (Y・T)
講演会映像:
2014/2/16 元双葉町長 井戸川克隆講演会(愛媛県八幡浜市)
5分~井戸川さん講演
1時間40分~質疑 (全:2時間30分)